2020-4-22 未分類

軍事機器の研究者と開発者は、戦場に投ずることのできる最先端の兵器の開発に余念がありません。こうしている今にも、開発の進むさまざまな秘密兵器、車両、航空機が。時にこれらの舞台裏を垣間見ることができますが、ほとんどの場合、テストの準備ができるまで、その真相を知る由はありません。近々実現する可能性のある、極秘かつ未来の軍事プロトタイプをご紹介します。 ベル360インヴィクタス AH-64Dアパッチを補完し、そしてこれに取って代わるよう設計されたベル360インヴィクタスは、優れた俊敏性と破壊力をモジュール式のオープンシステムアプローチと見事に調和。この未来的攻撃偵察機は、戦闘が終了するまでセキュリティと戦場の状況把握の両方を担います。 米国陸軍がこのヘリコプターの要件を定めたとき、設計者は、ありとあらゆる最先端の技術を使用する必要があることを悟りました。要件の1つは、時速205マイルを超える速度で巡航できること。このヘリコプターには、必要なときに加速できる能力があり、抵抗の低いタンデム式コックピットを採用することで、この小ささがターゲットとしての狙いづらさに貢献。関節式ローターヘッドが素早い飛行を可能にし、高速ローターブレードには後退側の失速を遅らせる役割があります。 また、前進飛行でのローターで必要とされる揚力を減らすリフトシェアリングウィングを搭載—これがヘリに高速飛行時の機動性を与えます。20 mm砲やランチャーなどの武器を利用することで追撃力も強化。完全なデジタル「フライバイワイヤ」飛行制御システムを最新のテクノロジーで管理。高度なパフォーマンスと自律飛行が可能に。インヴィクタスの設計は、2019年10月に最初に発表され、2022年にテスト飛行が予定されています。 ノースロップ・グラマンB-21レイダー ノースロップ・グラマンB-2スピリットを知っている人は、少なくないはず。このアメリカ空軍の戦略爆撃機は、視認性の低いステルス技術を搭載。緊密な対空防衛システムを網をかいくぐる設計。近未来的ステルスデザインのように見えるかもしれませんが、実際には1987年から2000年にかけて生産され、導入は1997年1月1日。現在20機が稼働しています。 じきに、これらの代わりが必要に—そして登場するのが、ノースロップ・グラマンB-21レイダー。レンダリングを見る限り、B-2に非常に近い設計であることがわかるものの、B-21は長距離爆撃機に分類され、従来型そして熱核反応兵器の両方を操る、米国空軍ステルス爆撃機として活躍します。米国空軍の当初の計画はこれを80〜100機、空に投入すること。しかし、最終的には175〜200機となり、2030年までに実際の運用が開始予定。この爆撃機に関する細かな仕様は極秘扱いとなっています。 航空機について知られている唯一のこと。それは製作にあたる企業。プラット・アンド・ホイットニーが含まれることから、F135アフターバーナー搭載ターボファンエンジンを持ち、最初からオープンシステムで設計される可能性が高いでしょう。機密プロジェクトについての情報は国家の脅威になる可能性があるため、爆撃機のコストでさえ公開されていません。このプログラムには他の秘密もあり、米国空軍は「侵入対空」として知られる新しい長距離戦闘機の獲得計画があるものと考えられています。 これが、B-21レイダーに伴い敵の領土の奥深くまで侵入。機体の詳細はほとんどわかっていませんが、2008年4月22日に引退したロッキードF-117ナイトホークのようなものである可能性が十分にあり、私たちの見てきたどんなものとも異なる可能性もあります。 イリューシンIl-106 PAK VTA 90年代のイリューシンIl-106と混同しないようにご注意を。イリューシンIl-106 PAK VTAはそのデザインを大きく踏襲しているものの、超重量輸送機の設計だという点を忘れてはなりません。200トンの貨物を運搬し、再生可能な電気エネルギーを部分的に使用しながら、マッハ1を超える速度で飛行することができます。実に未来的な性能です。 この航空機は現在開発段階にあり、新しい航空電子工学、エンジン、その他、秘密にされている重要なシステムが搭載されることでしょう。PAK VTAは、ロシア空軍を「An-124」という名のウクライナ製巨大輸送機への依存から解放することを目的としているように思えますが…それ以外に実際に入手できる情報はあまりありません。 この航空機は絶対的な規模を誇り、十分な仕事はできるはず…しかし、現在の国同士の関係のため、ロシアはウクライナなしで、任務をこなしたいようです。ロシアは現在、1969年にアントーノウ社により開発されたAN-26のような、ソビエト時代の輸送機を元にした近代化に取り組んでいます。現在、イリューシンIl-106 PAK VTAに関する多くの画像がオンラインに溢れ、この航空機の最終的な仕上がりを垣間見るヒントに。写真を見る限り洗練された印象ですが、イリューシンIl-106 PAK VTAが、イリューシンIl-80に似たものになる可能性もあります。あとは完成を待つしかありません。 F/A-XX 戦闘機にとっては速度と航続距離は重要であり、米海軍はF-18スーパーホーネットから派生したスーパーホーネットとグローラーをいかに交換できるか最善策を模索中。この航空機が聞きなれない人のために説明を加えると、F/A-18E/Fスーパーホーネットは、マクドネルダグラスF/A-18ホーネットをベースにした、双発、空母対応、マルチロール戦闘機です。 F/A-18Eはシングルシート、F/A-18Fはタンデムシート仕様。内部に20 mm M61ガトリング砲が装備され、空対空ミサイルと空対地の弾薬を運ぶことができます。スーパーホーネットは1995年に使用が始まり、グラマンF-14トムキャットに取って代わりました。しかし、テクノロジーは日々変化しており、米国海軍は2030年以降にわたり通用する航空機を必要としています。同時に、海軍はF-35Cに懐疑的であり、F-35Cは現在、その時代に必要とされる条件のほとんどを満たす唯一の航空機。F/A-XXが何であれ、第6世代の戦闘機能力を確実に備えているはずです。 2030年代のセキュリティシステムは、S-300やS-400といった高度な地対空ミサイルに支配され、米海軍は空母の飛行甲板に少数の、ロッキード・マーチン社製F-35CライトニングII「ジョイントストライクファイター」を配置。F/A-XXの見た目については…未だ構想段階なので、何とも言えません。 ボーイングは、アメリカ海軍F/A-18の近代化を行う契約を取り付けました。スーパーホーネットブロックIIIは、抵抗を減らし戦闘機の射程を広げると同時に、翼のタンクとパイロンを除去し戦闘機のパフォーマンスを向上させる、5つの新しいシステム、そして、高度なコンピューターシステムを搭載。ともすると、新しいF/A-XXは「スーパースーパーホーネット」になるでしょうか。 GXV-Tプログラム 国防高等研究計画局が、多くの装甲を搭載することなく、将来の戦闘車両の機動性、生存性、安全性、効率性を改善することを目的とするGround X-Vehicle Technologiesと呼ばれるものを導入。このプログラムでは、複数のフェーズ2契約対象業者が最近、さまざまな画期的な技術の進歩を実証しており、その1つが、拡張仮想現実で車両を操縦すること。 複数の車載ビデオカメラからのデータが融合され、車両とその周辺の3Dモデルをリアルタイムで作成。デモの最終段階で、窓のないレクリエーション用車両のドライバーと指揮官は、複数の仮想視点間を切り替え、車両を正確に操縦し、低速・高速移動中、両方でターゲットを検出することに成功しています。 また、オンボードパスプランニングを使用したリアルタイムの状況認識が可能になり、目標に向かう最も安全かつ最速のルートが確認できます。このシステムを装備した車両は、自立運転することさえ可能。このプログラムのもう1つの目標は、革新的なホイールツートラック、サスペンションテクノロジーを使用し、オフロード地形の最大95%をもろともしない戦闘車両を用意し、オンロードとオフロードの両方でさらに高速な走りを実現することです。 その他テクノロジーには、変幻自在の車輪・キャタピラシステム、車輪内電動インハブモーター、マルチモードエクストリームトラベルサスペンションもあります。DARPAは、これまでのプログラムの結果には満足しており、最終的な仕上がりを披露できることを心待ちにしているようです。 ボーイングMQ-25スティングレイ ボーイングMQ-25スティングレイは、空中給油ドローン。ただ、興味深いことに、ステルスストライクプラットフォームを利用する空母ベースのUAVとして想定されていました。現在では、MQ-25は、前述のボーイング製F/A-18スーパーホーネットやロッキードマーティン製F-35CライトニングIIなど、米海軍空母から飛び立つ有人戦闘機向けのロボット燃料補給オプションとなっています。 パイロットであるあなたの戦闘機に、ロボットドローンが燃料を補給—想像するだけで凄い光景です。ドローンは、空母から500海里を超え飛行士、航空機に最大15,000ポンドの燃料を供給。これにより、300〜400マイルの飛行距離が確保されます。燃料供給に加え、MQ-25は監視、偵察の役割を持ち、主艦隊を支援するレーダーを搭載するとも噂されています。 最初のドローンT1は、2019年9月に最初の飛行を開始。これが、8億5,000万ドルのプロジェクトのモデル機に。ただし、米国海軍は推定130億ドルという膨大な費用で最大72機を用意する予定です。スティングレイ導入により、米国海軍はF/A-18スーパーホーネットと新しいF-35ライトニングIIを襲撃用に保持し、有人の空中燃料補給に依存する必要性を排除する計画とのこと。 ビデオはお楽しみ頂けたでしょうか。将来の技術の中でもどれが、最も興味そそりましたか?コメントで教えてください。また、動画が気に入った場合は、登録して通知をオン。新作動画の通知が届きます。ご視聴、ありがとうございました!

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